スポーツ界の名物オーナーとくればヤンキース元オーナーのジョージ･スタインブレナーをはずすことはできません。 なぜなら、メジャーリーグファンでなくても彼を知っているほど知名度があるからです。
彼は1973年に人気･実力も低迷していたヤンキースを買収します。 1976年にFA制度が解禁となってから、大物選手を次々に獲得にのりだします。 世論からは「金で買ったチーム」と揶揄されながらも、大物選手の獲得を続け、1977年と1978年にワールドシリーズ2連覇を果たします。
成績を残さない監督や選手は罵倒し、クビにしたり、トレードに出すなどオーナーの権力の強さを誇示する姿勢からボスと呼ばれるようになりました。 監督や選手の扱い方の悪さとオーナー職以外でも不正献金や野球賭博常習者との交際が発覚したことで、ヤンキースファンから嫌われていましたが、その悪態振りがかえって、ジョージ･スタインブレナーに注目が集まるようになりました。
2010年に心臓発作により80歳で死去しましたが、スポーツ界で記憶に残る名物オーナーであることは誰もが認めるところです。